黒い雌鳥

黒い雌鳥

黒い雌鳥(黒い雌鶏、黒いメンドリ、黒いめんどり、黒き雌鳥、黒き雌鶏、黒きメンドリ…)(The Black Pullet)はタリズマン(タリスマン)と指輪とを組み合わせた魔術が書かれている事で有名な魔術書です。黒い雌鳥には20組のタリズマン・指輪の作り方、その使い方、それを作用させるための呪文、使用する際の心構えや注意事項、更に金を発見する雌鳥を育てる方法などが書かれています。この本は著者の経験談として書かれていて、掲載されている魔術の数々は著者が砂漠のピラミッドに棲む老人から与えられたものとされています。(この砂漠に1人棲む哲人(賢者)によって魔術の手解きを受けたと言う経緯は昔のこの手の本には良く見られるものです。恐らく尤もらしく見せるためのものであると思われます。有名な術師アブラメリンの聖なる魔術書もこれに当たります。)

タリズマンと魔法の指輪

黒い雌鳥には22の図版が描かれています。その内の1つが魔法円が描かれた図、1つが杖が描かれた図であり、それ以外がタリズマン(タリスマン)と魔法の指輪とが描かれた図となっています。タリズマン(タリスマン)と魔法の指輪とを使った魔術は、長くなるため全ては書きませんが、タリズマン(タリスマン)と魔法の指輪とを作り、それらを身に付け、指定の姿勢を取り、指定の呪文を唱える事により作用を発動させると言った流れで行われます。

黒い雌鳥の二大柱のもう一方、金を発見する雌鳥の育て方、扱い方については現実味が極端に薄いと思われる事から(勿論、心的なものとして解釈して行く事も可能かも知れませんが…)ここでは触れません。

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