術士アブラメリンの聖なる魔術書

術士アブラメリンの聖なる魔術書

術士アブラメリンの聖なる魔術書(術士アブラメリンの神聖魔術書、アブラメリンの魔術書、アブラメリンの書…)(The Book of the Sacred Magic of Abra-Melin the Mage)はアブラメリンの聖なる魔術(アブラメリンの神聖魔術)の修得方法が書かれた書です。この魔術書は3つの書から成り、第一の書ではこの本の著者とされるユダヤ人アブラハム(14~15C)がアブラ=メリンに出合ってこの魔術を修得するに至った経緯やアブラ=メリンの聖なる魔術の概要などが、第二の書ではアブラメリンの聖なる魔術の実際の修得方法が、第三の書では数多くの魔方陣が紹介されています。

アブラメリンの聖なる魔術の目的は聖なる守護天使(聖守護天使)(Holy Guardian Angel, HGA)の知識と交渉とを得る事です。そして、アブラメリンの聖なる魔術を修めた者は数多くの悪魔を自在に使役する事が出来る様になります。

術士アブラメリンの聖なる魔術書の悪魔

術士アブラメリンの聖なる魔術書に書かれている悪魔達を以下に書き出します。(非常に数が多いため極簡単に纏めました。)

4人の王子、高位悪魔

  • ルシファー(LUCIFER)
  • レビアタン(LEVIATAN)
  • サタン(SATAN)
  • ベリアル(BELIAL)

8人の下位王子

  • アスタロト(ASTAROT)
  • マゴト(MAGOT)
  • アスモディー(ASMODEE)
  • ベルゼブド(BELZEBUD)
  • オリエンス(ORIENS)
  • パイモン(PAIMON)
  • アリトン(ARITON)
  • アマイモン(AMAIMON)

王子達が共有の配下に置く悪魔

  • オリエンス、パイモン、アリトン、アマイモンの配下の悪魔が111人
  • アスタロトとアスモディーの配下の悪魔が53人(内1人はアマイモンの下にも)
  • アマイモンとアリトンの配下の悪魔が10人
  • アスモディーとマゴトの配下の悪魔が15人
  • アスタロトの配下の悪魔が32人
  • マゴトとコレーの配下の悪魔が65人
  • アスモディーの配下の悪魔が16人
  • ベルゼブドの配下の悪魔が49人(内1人はオリエンスの下にも)
  • オリエンスの配下の悪魔が8人(内1人はベルゼブドの下にも)
  • パイモンの配下の悪魔が15人
  • アリトンの配下の悪魔が22人
  • アマイモンの配下の悪魔が20人

これらの悪魔達はアブラメリンの聖なる魔術を修得する過程で召喚(実際には喚起)する事になります。

アブラメリンの聖なる魔術の修得方法

アブラメリンの聖なる魔術を修得するためには6ヶ月にも渡る長き祈りの日々と7日間の儀式を必要とします。これについて全て書いて行くととても長くなってしまうので、以下ではその概略のみを紹介します。

先ず、6ヶ月間の祈りの日々を過ごします。この6ヶ月間は2ヶ月毎の3つの期間に分かれています。行われる作業の内容は最初の2ヶ月、中間の2ヶ月、最後の2ヶ月と進むに従って厳しくなって行きます。6ヶ月間の祈りの日々を過ごした後、7日間の儀式を行ないます。最初の日は自己の聖別と道具の聖別、次の3日間は天使の召喚、最後の3日間は(上述の)悪魔の召喚(実際には喚起)を行います。その後、神に祈りを捧げる7日間の後、自由に(上述の)悪魔を使役する事が出来る様になります。

アブラメリンの聖なる魔術は数々の条件がある事、そして期間が長い事から、修得するのがとても難しいと言われています。

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